2011/09/30

習慣的な飲み物は?

~健康飲料の意外な危険性について~

酸蝕歯になるリスク!?
酸蝕歯になるリスク!?

 歯を丁寧に磨いていても、全ての歯の表面が部分的に穴があいたような状態であったり、咬む面がすり減っていたり、まるで表面が溶けているような状態の方は、酸蝕歯の可能性があります。もともと酸蝕歯とは、酸性ガスが発生するような工場での職業病として知られていますが、最近では食習慣が原因の酸蝕歯が増えています。
 具体的に挙げますと、各種炭酸飲料やチューハイ、甘いジュースなどを日常的に愛飲している方や、意外で驚かれるのは薬局やコンビニで簡単に手に入る健康ドリンクなども酸性度が高く、歯を溶かしやすいのです。また、毎日朝配達される乳酸菌飲料や酸性度の高い黒酢飲料を健康の為に続けている場合も酸蝕歯や虫歯になる可能性が高いのです。以下の食生活習慣はありませんか?
 

・毎日健康のために酸性の飲料を摂取している
・レモンなどの柑橘系果実を良く摂取する
・スポーツ飲料を多く摂取する
・仕事中に栄養ドリンクをよく摂取している
・アルコールをちびちび飲む癖がある
・乳幼児に哺乳瓶で酸性度の高い飲み物を与えている

 

 もし習慣的に酸性度の高い飲み物を摂取している場合は、回数を減らすことや、摂取した後で歯を磨いたり、口をゆすいだりすることで口腔内の酸性度は低くなり、歯が溶けるのを防ぎます。また、砂糖の入っていないお水やお茶、牛乳、豆乳などは逆に酸性度が低い飲み物ですから歯に対しては安全と言えます。

小島歯科診療所

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